皆さまどうもこんにちは。
まだまだ現実世界に戻ってこれない加治屋でございます。
舞様からバトンタッチ、今回は「Your song」制作秘話について拙筆ながらお話しさせていただきます。
そもそも選曲ですが、実は私が選んでいるわけではなく運営側からこの曲でやってちょうだいと依頼があります。
毎回私は見た目通りのフレッシュ担当でありますので、はいはいまたにぎやかさわやかリズム系の曲でしょと斜に構えていたところなんとルンバ。
リアル10DANCE舞踏会vol.2で瀬内先生とやって以来のルンバ。
実に7年ぶりのルンバ。
はてルンバってなんぞやと一瞬錯乱、ワルツを踊りたくなりましたがラテンダンサーなので我慢しました。
しかも曲は王道も王道、Elton JohnのYour song。
ロイヤルウェディングでご本人が歌われていますし、結婚式でもよく使われる曲ですね。
ならばこちらも王道ルンバをやってやろうじゃないのと勢い良く袖をめくり上げましたが、いやちょっと待てよ。
この歌って相手を想って歌ってはいるけど、歌自体はまだ相手に届いてないんじゃないかしら。
だって歌詞がそうだもの。
嫌じゃないかなとか気に入ってくれるかなとか言ってるものジョンが。
なんなら全部希望を込めた歌詞だもの。
はい妄想モード全開。
How wonderful life is While you’re in the world
あなたがいるから世界はなんと素晴らしい。
総括ともいえるこの歌詞を以下のように妄想してみました。
たとえ自分がいなくなったとしてもあなたがいる世界は素晴らしいのだから、お願い前を向いて。
たとえ自分がいなくなったとしても私の素晴らしい世界では、あなたが存在している。
あなたには希望をもって進んでいってほしい。
たとえ自分がいなくなったとしても、それが私が想う素晴らしい世界。
さらにこれを相手側からの視点でもう一段階妄想してみました。
あなたのいない世界はなんと暗くつまらないけれど、きっとあなたはそんなこと望んでないよね。
あなたが想う世界はきっと私は前を向いている。
だから、つらいけど進んでいくよ。
ってなるんじゃないかなあと妄想爆発。
夜な夜な半笑い半泣きで振り付けていきました。
私(加治屋)は現実にはおらず、あなた(須藤先生)が過去の思い出と葛藤し、結果前に進んでいく。
そういった振付にしました。
なので演目上の設定は須藤先生一人のソロダンスということになります。
また今回は椅子とスカーフを使いましたが
スカーフは二人の思い出、椅子はあなた(須藤先生)の心の棘という意味合いです。
二人の思い出から抜けきれない毎日。
でも近くにあなたがいて背中を押してくれている気がする。
そうだよね、あなたはそんなこと願ってないよね。
わかったよ。
つらいけど前を向いて進んでいくね。
ショーの後半、マフラーを相手から引きはがすところが気持ちを切り替えたシーン。
椅子を持ち上げて後ろに置くシーンは心の棘を振り払い、強く生きていくことを決めたシーン。
こんな感じのショー構成でした。
制作秘話のつもりがショー構成まで話が飛躍してしまいましたが、思い出すと心があの日に戻ってしまうのでどうかご勘弁を。
いかがでしたでしょうか。
こんな感じで振り付け頑張ってみました。
少しでも伝わっていただけてたらうれしいです。
ではまた次回作でお会いしましょう。