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アジアシリーズ in Taiwan(後半)

やっと着いた6階。

エレベーターのとびらが開くと、まったくの想定外な風景が・・・

 

ドスドスドス。

「うぇーい。うぇーい。」

ドスドスドス。

 

ちょっと暗いエレベータホールで大男たちが

声を出しながら走っています。

 

なにこれこわい。

 

ヘタに霊感のある加治屋は目の前の光景がホンモノなのかニセモノなのか理解に苦しみました。

 

 

しかしそこは元バスケ部の加治屋。

ピンときました。

 

今日はバスケの試合で、今ウォーミングアップしているんだ!

 

きっとそうです。

ここは体育館で、バスケのユニフォーム着てましたから。

 

でもこんな暗がりで、しかも秘密の6階でやらなくてもいいのに…

 

ほかの2階~5階は空洞なの?と甚だ疑問でしたが、

大男たちを絶妙なフロアークラフトですり抜け

練習場所と思わしき場所へ到着。

 

しかし中を見るや否や、残っていたもう半分の気持ちは

またたく間に消え去り、ここまで来た事が練習だ、と

意味のわからない言い訳を思いつきながらホテルへと戻りました。

 

だって会場一面バドミントンのネットが張られまくり、

音楽も無く、練習スペースも無く、

ただ殺風景な市民体育館みたいな広場で、

練習していたのは3組のみ。

うち1組はネットとネットのわずかなスペースで

レッスンを受けていました。

 

あたいこんなところで健全な練習なんてできない。

てかこんなのに練習費払うのイヤです。

 

加治屋は相方に直談判し、見事帰宅と相成ったのです。

 

ホテル帰還後、毎回揉める&混雑するエントリー受付を無事済ませ、

仲の良い選手仲間とご飯を食べに夜の街へと繰り出しました。

 

なんだか食べてばっかりな気がしますが、

今回の食事処はちゃんとガイドブックにも載っているお店。

 

かといって店員のおばちゃんがちゃんとしてるとか

そういったことはなく、日本語も英語も通じずでしたが

しっかり美味しい食事にありつけました。

 

だってメニューが日本語でしたから。

 

 

途中セルフで入れるお茶のタンクが空になり、なんとかおばちゃんに伝えたのですが、

一向に新しいのと交換する気配も無くむしろ僕たちのとなりで食事を始め、

しまいにはおまえらいい加減帰れ空気を放ち始めるというなんとも新鮮な体験をしました。

 

ティーボーイとして名を馳せる加治屋としてはいかんせん不満が残りましたが

楽しい食事会だったのでチャラにします。

 

 

ホテルへ帰り、翌日の買い出し&準備をし就寝。

翌日自分と相方の髪上げをして会場へ。

 

そしてお待たせしました結果です。

 

 

アジアクローズ・・・準決勝

アジアオープン・・・準々決勝

 

 

でした。

 

クローズはあと少しで決勝だったので残念でしたが、

本戦はまさかの準々決勝進出と良い結果が納められました。

 

準々決勝まで勝ち進むと周りは世界のトップ選手だらけ。

こんな経験まず出来ません。

UKやブラックだったらベスト24くらいまで勝ち進まないと味わえません。

 

いやー楽しかった。

 

まず空気感がまったく違います。

スピードもパワーも何もかも遠いレベルの選手たちと踊れると

こういう空気感なんだなと実感しました。

 

そしてなにより踊りやすい。

場所をちゃんと空けて踊らせてくれるんですよトップって。

日本の、例えば統一なんかでも確かに踊りやすくなってはいくのですが、

ここまで踊りやすかったのは初めて。

なんか実力以上のものが出た気がするくらい

良いダンスが踊れました。

 

この先の準決勝への望みは、メンツからしてまずないので、

1点でも入っていればいいなと結果を待ちました。

 

ホントに入ってました1点。

 

ノーマークの選手もちらほらいる中での1点。

ギリギリ通過だったのに1点。

1点なのにちょっと嬉しかったのは初めてでした。

 

とまあこんな感じで長くなりましたが、毎回なんだか楽しい台湾です。

観光は出来ませんが、少しでも現地を楽しもうとすると

ちゃんと自分に帰ってきますね。

 

次は乗り継ぎで沖縄入りしてから韓国へ入ります。

台湾のホテルから空港までバスが出ているので

きっとこちらもスムーズに行くことでしょう。

 

前回相方だけを乗せたバスにおいて行かれた時はそのまま台湾人になろうかと思いましたが。

 

ただバスの時間が朝4時。

フェアウェルパーティーが終わってホテルへ帰ったのが1時すぎ(AM)

 

ホントにスムーズに行くのかしら・・

 

韓国編へつづく(?)

 

 

 

 

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